上越市水族館の陶板の行方
子どもに遊んでもらえなくてつまらない木村です。
高校生にもなると親のことなんて見向きもしてくれません。
親は運転手兼スポンサーといったところでしょうか。
そんな子ども達ですが、先日久々に小さい頃のアルバムを見ていました。
「こんなの作ったね(^^)」
なにかと思って見ると、『陶板』の写真でした。
上越市水族館でつくった陶板。
陶板の費用を半分ほど水族館(市)が負担して、残りの費用を自分で支払って、製作した陶板を水族館の壁にとりつけるというもの。
お金は払っても、自分の手元には残らないもの。
陶板をつくった時に番号が発行されました。
業者さんによる貼り付けが終わった後、その番号のものがはられたエリアが通知されました。
通知されたエリアのところに行って、自分の作品を探すというもの。
作品にはあらかじめ目印となる名前を記しておきました。
たくさんある陶板の中から一生懸命探したのを覚えています。
上越市民の方ならご存知のことと思いますが、新水族館となるために現在改築工事中です。
この子どもと親の想いがたくさん集まった陶板の壁がどうなるのか知ってますか?
解体です。
壊すなら、捨てるなら持って帰りたい。
そんな親心。
水族館側も陶板をはずせないかといくつかチャレンジしたと聞きました。
はずすつもりで貼ってないので、はずそうとすると割れてしまったそうです。
それで、解体することにしたそうです。
割れちゃっててもいい。
かけらでもいい。
子どもとの想い出のかけらを持っていたい。
色んなものづくりワークショップをやっているミタムラ。
つくった作品ひとつひとつに私のような想いがあるかと思うと、作品は宝物のように感じます。