『間取りの基礎』 間取りの考え方②
ゾーニング
こんにちは、三田村です。
今日も引き続き、間取りについてお話します。
間取りの大まかなプランを立てるゾーニングを行います。
ゾーニングとは、建物の空間を用途別、機能別にまとめて効率的に配置してみることです。
まずは、リビング、ダイニングなどの共有スペース、寝室や子ども部屋などの個室スペース、
浴室やトイレといった水回りやその他のスペースにざっくりと分類し、それぞれ床面積の1/3を配分します。
例えば、1階と2階を合わせた面積は72畳(36坪)であれば、スペースごとに24畳(12坪)ずつ割り振ります。
そしてさらに、共有スペースであれば、この24畳のうち、リビングダイニングに12畳、キッチンに4畳…
というように、部屋を大まかに割り当てていくのです。
このとき注意が必要なのが、階段や吹抜けの位置です。
建物は立体で考えなくてはならないので、上下階で揃える必要がある場所がずれてしまっていたら、
家として完成させることができません。
ほかにも、トイレや洗面所、子ども部屋の音が周囲の部屋に影響しないかどうかなどの配慮も必要です。
このゾーニングと前述の「家づくりノート」を組み合わせることで、より具体的な間取りが見えてくるでしょう。
家族とのコミュニケーションを大切にするために階段はリビングに設ける、また、個室はコンパクトにして、
家族が自由に使うことができる多目的スペースをつくるなど、それぞれの家族にあった間取りが完成します。
細かい部分はプロの設計士のお仕事ですから、まずは楽しく自由に間取りを考えてみるのがおすすめですよ。