剣道と床材
ショップを土足にしなくてよかったと思った木村です。
今日、ショップに工事に来た業者さんの言葉。
「いい床はいいですね(^^)」
お世辞とかでなく本心からの言葉と感じました。
見た目ではなそうです。
スリッパを脱いで、靴下で床の感触を感じています。
「この感触♪」
なんだかうれしそうです。
「実は昔剣道をやっていたんです。いい床はやっぱり違います。体育館などで動くと足の皮がむけるんです。」
とのこと。
こんな風に無垢の床材を感じる方もいるんですね。
あたたかい。
やわらかい。
湿度を調整してくれる。
こういう言葉であらわすことが多い無垢の床材。
うれしそうに無垢の床材を足で感じている業者さん。
足裏で感じ、体で感じ、それは脳へ。
このショップを計画した時に三田村と悩んだのがこの床についてでした。
無垢の床材をはることには決めていたのですが、土足にするのか、スリッパにするのか。
土足の場合、管理の手間を気にしていました。
雪の降る日であれば、靴裏についた雪であっという間にびしょびしょに。
でも、お客さまにとっては靴を脱ぐというのは面倒な動作。
特にブーツをはいた女性にはう~(>_<)となる動作。
靴はいたままで無垢の床材のよさを本当に感じられるのでしょうか?
ただ見た目でいいね!で終わってしまうのでは?
室内を靴で暮らさない日本だからこそ、靴をぬいだ状態で床を感じてほしい。
そんな想いでスリッパとしました。
こんな想いを感じて言葉にしてくださった業者さん。
この言葉で土足にしなくてよかった!と思いました。