漆喰の特徴を解説|上越市で自然素材の住宅を建てたい方へ
近年、自然素材を使用した住宅が人気になってきています。
そしてその自然素材の一つに漆喰があります。
漆喰はどこか高級なイメージを与えるため、一度は憧れを持った方も多いはずです。
しかし、漆喰のことをきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。
そこで、今回は漆喰の特徴やそのメリットについてお伝えしたいと思います。
□そもそも漆喰とは?
漆喰は日本古来の壁材料です。
石灰を原料としており、その石灰にのりや海藻を混ぜることで塗りやすくしてあります。
昔から城壁や民家の壁に利用されている歴史ある壁材です。
□漆喰の特徴とは?
・漆喰そのものに固まる性質がある
漆喰には、二酸化炭素を吸着する性質があります。
そのため、年月が経つにつれて、吸着した二酸化炭素により、漆喰自体が勝手に固くなっていきます。
・柔らかく粘りがあり、伸びやすい
漆喰は柔らかく粘りがあり伸びやすい性質があるため、塗りやすいです。
また、凹凸ができてもそれが良い味になるため、DIYの素材としても人気です。
□漆喰を使用した場合のメリット
上記以外にも漆喰にはさまざまな特徴があります。
その漆喰の特徴から生まれる漆喰壁のメリットについてお伝えします。
・調湿効果・防音効果
漆喰の素材には小さな穴がたくさんあります。
そしてこの性質が調湿効果や防音効果をもたらしてくれます。
そのため、漆喰壁を使用すると夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができ、さらに気になる騒音も防ぐことができます。
・火事に強い
漆喰は燃えない性質があります。
そのため火に強く、万が一火事が起きても被害を少なくすることができます。
・カビやウイルスに強い
漆喰は強アルカリ性のため、殺菌効果があります。
カビやダニの発生を防ぎ、部屋の中にいるウイルスを除去してくれます。
近年は、建材などから発生する化学物質や、カビ・ダニによる室内空気汚染が原因で目や喉の痛み、頭痛や吐き気といった症状が発生するシックハウス症候群という健康被害が問題となっています。
漆喰の強アルカリ性はシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着・分解して無害化することもできます。
そのため、漆喰壁を用いることで、シックハウス症候群が発生する心配もありません。
これはアレルギーにお悩みの方にとっても大きなメリットといえるでしょう。
・意匠性が高い
漆喰はパターンや色によって、洋風から和風まで様々なデザインを実現することが可能です。
塗り方によって無造作感を演出することもでき、センスのある味わい深い壁を実現することができます。
このように漆喰には様々な魅力があります。
注文住宅をお考えの方はぜひ一度、漆喰を使用することを検討されてはいかがでしょうか。