人をひきつけるもの
なぜ人は並ぶのかを考える木村です。
今年もやってきた三大夜桜「高田観桜会」。
昨夜、家族と夜桜見物に行ってきました。
平日にもかかわらずすごい人出。
なぜ、この日に行ったのか。
それは『満開+好天気』だったから。
皆さん同じ理由だったようです。
土日であれば臨時駐車場が確保されているのですが、この日は平日なので駐車場が少ないためあちこちが満車。
いつもの駐車場(1時間無料)に停めて、のんびりお花見。
高校生の子どもは今回の花見ではお目当てがありました。
ツイッターなどで噂になっているそうです。
『電球ソーダ』
電球型した容器に好みのジュース(お酒もあり)を入れてもらう飲み物。
電球型容器の底にLEDライトが仕組まれています。
外側からなので飲み物には接しません。
上部の金属っぽい部分には小型のLEDライトが輪ゴムで停めてあります。
この両方のライトはオンオフできるスイッチがついています。
これはいいですね!
これを飲みながら歩いていると通りかかった人が
「なにあれ?!」と口ぐちに騒いでいました。
ごく新しい商品のよう。
他にも『電球ソーダ』のお店が出ていましたが、トップ写真のお店がダントツに人をひきつけていました。
なんでこのお店なのか?
お店の比較と検証。
行列のできる理由1.POP
昨年もこのブログで観桜会について書きました。
その時は出店場所はあきらかに悪いの行列のできる『たこやき屋』さん。
両店ともPOPに力を入れています。
行列のできる理由2.選択の余地
炭酸なしのジュース、炭酸あり、さらにアルコール入りとたくさんの選択余地があります。
行列のできる理由3.ディスプレイ
この点がこの電球ソーダ店のすごいところ。
トップ写真をよく見るとわかりますが、人の背後に緑の横断幕がつけてあります。
通常ならば白いただの風よけ幕がある程度で、ブルーシートだけのお店もある中、オリジナル横断幕まであるお店はまれ。
横断幕と同じ色でそろえたジャンパー。
さらに商品の展示。
色とりどりの電球ソーダのディスプレイクリア棚。
並べた電球の下にチューブ型のLEDをしこんで、さらに輝かしています。
行列のできる理由4.ディテールにこだわる
若い女性の心をひきつけるコツ。
ディテールにこだわること。
なんだかわかりますか?
ストローの形。
ハート型にしてあります。
ストローの色まで選べます。
ここまで徹底してこのお店は行列をつくっています。
付加価値をつけられるかが重要なポイント。
すばらしい努力ですね。
ただ一つ気になる点がありました。
お花見に遅くまでいた友人から言われて気付きました。
電球容器を会場にあるゴミ捨て場にかなりの数が捨てられているそうです。
チャカチャカと光るごみ捨て場…
ゴミ捨て場には分類を手伝ってくれるスタッフがいます。
常駐してるわけではなく、巡回しています。
電球型容器にはリチウム電池を使ってあります。
回収はかなり大変でしょう。
実際、回収するのかもわかりません。
観桜会終わったあとに、この問題が出ると思われます。
今後の課題となる商品でしょう。
#電球ソーダ#観桜会#流行#行列のできる店#ジュース