「無垢の床ってそりませんか?」のご質問
雪が降る降る予報に拍子抜けしている木村です。
昨晩は一時いい降りをしていました。
予報通り降るのか?とかまえでいましたが、上越はたいして降りませんでしたね。
上越でも浜のほうが量が多かったと聞きました。
ショップの前は全然ないです。
雪がないとありがたくも思うのですが、雪がないと気になってくるのが乾燥。
ショップ&事務所の床は全面に無垢の床材を使っています。
木の種類でいうと、アカシア・ナラ・パインの3種類を使っています。
乾燥すると、わずかではありますが床がそってきます。
写真だとわかりづらいですが、右側の板の方が高いです。
歩いていてもわからない程度で、手で触れるとわかります。
暖房はエアコンのみで、ショップエリアで1台、事務所エリアで1台の合計2台。
ショップはこの冬で3冬目になります。
暖房を使うような季節になると、じょじょに床材が乾燥してそりが出ます。
3冬目にして気付いたことがあります。
アカシアだけは乱尺といい、1枚の板の長さが異なるものを使っています。
パインとナラは同じ長さです。
そりが出ているのは乱尺がほとんど。
実は乱尺は手間が多いんです。
1枚が同じ長さのものより、はるのも塗装も手間がかかります。
乱尺はとても雰囲気がよく、長さが同じものより高級感があります。
「無垢の床ってそりませんか?」のご質問。
「多少、そります。」が答え。
そもそもなんで木がそるか。
それは木が呼吸しているから。
乾燥すると木から水分が空気中に放出されて木が収縮する。
湿度が高くなれば、木が水分を吸湿します。
木の呼吸をなくしてしまえば、このメリットもないということ。
「無垢の床は傷つきませんか?」のご質問。
ショップで一番傷の多い部分(アカシア)を撮ってみました。
椅子の脚がパイプではなく鉄筋でできており、保護キャップが破損したので靴下をはかしています。
これが傷の原因。
他の椅子の箇所ではこのような傷は見られません。
かたい物を落としたような場所には傷はあります。
やはり木がかたいナラは傷つきにくく、やわらかいパインは傷がつきやすいです。
木によっても差があります。
傷がつきやすいパインですが、足がつかれにくいというメリットもあるんです。
こういった木のメリット・デメリットを知っていただきたく記事を書きました。
私の自宅の床は新建材です。
出勤するたびに床の違いを感じます。
私が今建てるなら居室だけは確実に無垢を選びます!