節電しながらエアコンを使うためには①
あらゆるものが値上がりしてきました。
夏のエアコンを節電といっても、必要だからエアコンを使っていると思うのです。
フィルター掃除や冷やしすぎないなど基本的なことは行ったうえで、節電できないのか?と思いました。
そのためには温湿度のデータを収集し、エアコンとの関係を検証してみました。
温湿度を計測するデータロガーです。
値段はお安めですが、使い勝手はとてもよいです。
弊社の事務所で2週間ほど計測しました。
お客様と打ち合わせ等をするフロントヤードに1つ。
図面をかいたりする事務室であるバックヤードに1つ。
一か所に二つおいてある理由は誤計測を防ぐためです。
上記のグラフは7/11(月)の温度(左)と湿度(右)です。
クリックをすると拡大されます。
気象庁が発表している気温(湿度)と事務所2か所の温湿度を比べたグラフです。
赤い線は営業時間を示します。
上記のグラフは7/18(月)のものです。
7/11と7/18とでは外気温・湿度は当然異なりますが、室内の温度や湿度はあまり差がありません。
電気を使ってエアコンで調整しているからです。
フロントヤードは窓が多く、大きな窓ガラスもあるので日光により温度が上昇しやすいです。
室温を上昇させる機器は小型電気温水器・製氷機・冷蔵庫があります。
熱源が多いので、バックヤードよりエアコンの設定温度を1度程度低くしてあります。
計測した湿度を見るとエアコンをつけた時にカクツと湿度がさがりますが、その後は安定しています。
エアコンを切ってもあまり変化はありません。
注目はエアコンを切ったあとの温度です。
外気温は下がっていくのに、室温はそのまま。
室温が保温されてしまっています。
これが冬であればよいことなのですが、夏は逆に困ります。
日付がかわり陽がのぼる寸前には、外気温と室温とでは9度も差があります。
エアコンではなく外気温をとりいれたほうが、睡眠時には快適すごせるということになりませんか?
ここが節電のポイントと思います。
熱がこもりやすい都会とは違うからこそ、自然のメリットを活かせます。
夏の陽を遮る、通風を考えた家がいかに大切かということですね。
では、エアコンを使わずにいると室温・湿度がどうなるのか?
それはつづきで計測したグラフで検証させていだきます。
データロガーを使うと色々な生活実態が見えてきます。
例えば、冷蔵庫のドアポケットの温度変化もわかります。
お子様の夏休み研究に使ってみたいという方がおりましたら、お声をかけてください。
上越地域だけに限りますが、機器をお貸しします。
データ集計に詳しい私木村がお手伝いします。